WHAT'S TILE CRAFTSMAN
タイル職人とは
タイル職人とは、一般住宅やマンション、ビルといった建物の壁や床に、タイルを張り付けて表面を仕上げる専門職のことです。
タイルを張り付ける作業は単純にみられることもありますが、1枚のちょっとしたズレが大きなズレにつながるとても繊細な作業です。そのため、職人には正確に張り付ける集中力や手先の器用さ、形態知覚、空間判断力などが求められます。また、美観を美しく整える役割もあるため、美的センスも求められる奥が深い職種です。
なお、タイル職人になるために必要な資格はないため、まずは「見習い」としてタイル工事会社へ就職し、実務を通して知識・技術・経験を身につけ一人前を目指すケースがほとんどです。
TILE CRAFTSMAN'S WORK CONTENT
タイル職人の仕事内容
主に建物の新築工事や改修・リフォーム工事におけるタイル張りや、劣化・破損したタイルの補修工事などを行います。タイルを張り付け表面を仕上げる作業のほか、割付図を作成したりタイルを切断したりなどの作業を行うこともあります。
タイル張りの基本の流れ
1 タイルの割り付け
割付図をもとに、どのようにタイルを張るかを決めていきます。
図面と実際の寸法には誤差が生じている場合もあるため、現場での割り付け作業はタイルの仕上がりを決める重要な工程です。割り切れない場合には、カットしたタイルをどの位置で使用するのかを決め、タイルが美しくぴったりとはまるように考えていきます。
図面と実際の寸法には誤差が生じている場合もあるため、現場での割り付け作業はタイルの仕上がりを決める重要な工程です。割り切れない場合には、カットしたタイルをどの位置で使用するのかを決め、タイルが美しくぴったりとはまるように考えていきます。
2 張り付け材の準備・塗布
タイルを張る際に使用するモルタルや接着剤といった張り付け材を混合し準備を行います。準備ができたらタイルを張り付ける壁や床などの下地面に、規定の厚さで塗りつけていきます。均一に塗布することでタイルがしっかり接着するため、耐久性の確保につながります。
3 タイルの張り付け
張り付け材の塗布が完了したら、振動工具やコテの柄などを使ってタイルを所定の位置に張り付けていきます。美しく仕上げるために、微調整を行いながら目地幅通りに正確に張り付ける必要があるほか、張り付け材が徐々に固まってしまうため素早い作業も求められます。
4 目地塗り・仕上げ
張り付け材がある程度硬化したら、タイルの隙間を埋めるための目地塗りを行います。目地材で隙間を埋めることで、内部に水が入り剥がれ落ちやすくなったり、タイルの間に汚れが溜まりやすくなったりすることを防ぎます。
目地材の硬化後は、ハケなどを使用して表面や目地に付いた余分な材料や汚れなどを落としていきます。
目地材の硬化後は、ハケなどを使用して表面や目地に付いた余分な材料や汚れなどを落としていきます。
ATTRACTION
タイル職人の魅力
タイルは建物の内外壁や床、駅、遊歩道などいたるところで使用されており、私たちの生活空間を彩っています。タイル職人は、業務を通して建物や街の美観の向上に貢献でき、さらに仕事が目にみえるかたちで残るやりがいのある仕事です。
タイルには様々な材質や形・大きさのものがあり、張り付ける場所や用途、目地割りの種類などによって施工方法も異なってきます。そのため一人前になるには時間を要しますが、経験を積んでいくことで知識・技術・ノウハウが培われ、手に職を付けることができます。タイルは建築における仕上げ材の主力となっているため、安定した需要があり、長く活躍できることも魅力です。
当社では、タイル張職人・タイル張見習いを積極的に募集していますので、興味のある方はまずはお気軽にご連絡ください。
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